みなさんこんにちは。
今回は海外の論文で、面白いものを見つけたので紹介したいと思います。
「成績の悪い男性プレイヤーは、女性に対して否定的な発言が多くなる」という研究です。
成績の悪いプレイヤーはトキシックになる。
この研究はオンラインFPSを用いて、ジェンダーの不平等や性差別的な行動の引き金を理解することを目的としたものです。
研究チームは、「女性が男性のヒエラルキーを崩壊させると、ヒエラルキー内での地位を失う最もスコアの悪い男性から敵対的な行動が引き起こされるのではないか」と仮説を立てました。
そこでオンラインFPSゲーム、「Halo3」を用いて実験を行いました。
研究結果は、「成績の悪い(キル数が少ない・デス数が多い)男性プレイヤーは、女性の声のチームメイトに対して、敵対的なコメントが増えた。そして男性の声のプレイヤーに対しては従順的になった。」というものでした。
また一方、「成績の良いプレイヤーは、女性に対して好意的なコメントをするようになった」という結果もでています。
これはプレイヤーの成績が低いほど極端になり、パフォーマンスが向上するにつれて、女性に対する否定的なコメントは減少しました。
トキシック発言はやめよう
この研究は、「Halo3」で行われましたが、同じオンラインFPSである「Valorant」でも同じことが言えるでしょう。
また別の論文にはなりますが、暴言が敗北に繋がるという研究もあるので、できる限りトキシックになるのは控えたほうが良いでしょう。
自分の成績が悪いからといって、攻撃的になるのはカッコ悪いですし、何より生産的ではありません。
もし心当たりのある人は、グッとこらえて「ナイストライ!」などのポジティブな発言をしてみたり、「mb(マイバッド)」といって自分の非を認めていけるようにしましょう。
気持ちよくValorantを行える環境になりますように!