Valorant Champions Tour Stage3 Challengersでは、アマチュアチームながら6位という成績を収め、一気にシーンの注目を集めたINSOMNIA。
VCT Stage3後に当時のチームは解散してしまいましたが、先日新メンバーとともに再発足することが発表されました。
【VALORANT部門 再始動】
— INSOMNIA💤 (@insomnia_esp) October 15, 2021
【PLAYER】
◾︎Neal X(@NealXVLRT)
◾︎Arckite(@Arckite_
)
◾︎Paint(@Paintcso)
【COACH】
◾︎Raeyeop(@raeyeop)
残りのメンバーに関しても後日の発表を予定しております。
生まれ変わったINSOMNIAをお楽しみに😈
メンバーには、元々RYU Gamingという韓国のチームに所属し、VCT Stage3 Koreaでは大会全体を通しての平均バトルスコア4位という成績を残しているNeal X選手や、RYU GamingでコーチをしていたRaeyoep選手が加入しています。
今回の記事では、INSOMNIAの韓国出身選手である、Neal X選手とRaeyoepコーチにインタビューさせていただきました。
※インタビューは英語・韓国語を用い、テキストメッセージにて実施。
新進気鋭ジェットNeal X選手&Raeyoepコーチ
――この度はインタビューをお受けいただきありがとうございます。まずは自己紹介をお願いいたします。
Neal X:Neal X(ニール エックス)です。韓国出身の22歳です。
チーム内ではエントリーフラッガーを担当することが多く、ジェットをメインエージェントとしています。よろしくお願いします。
Raeyoep:Raeyoep(レヨプ)です。私も韓国出身で、23歳になります。INSOMNIAのコーチとして活動していて、試合での戦略に関するフィードバックを行っています。
また選手管理の全体的な部分も担当しています。よろしくお願いします。
――ありがとうございます。ちなみにNeal Xさんの名前の由来はなんですか?調べてみたところ、イギリスのギタリストに同じ名前の方がいらっしゃるようですが(笑)
Neal X:ちょっと前に自分と同じ名前のギタリストがいることを知りました(笑)
でもそれは関係ないです(笑)
「チャンピオン」を意味するNealというニックネームと、昔使っていたXcelVeというニックネームの頭文字からNeal Xとしました。
――そうなのですね。お二人は今までどのようなゲームをプレイされてきましたか?
Neal X:16歳のときに初めて、スペシャルフォース2というFPSに出会いました。これは長い間プレイしていましたね。
そのあとに、CS:GOやOverwatch、PUBGなんかもプレイしていました。これらのゲームは全て、1ヶ月くらいでトップランクに到達しています。
Raeyoep:私がゲームに出会ったのが小学校のときにプレイしたBnB(ボンバーマンをモチーフに作られた対戦ゲーム)ですね。
そしてはじめてプレイしたFPSは、友達から勧められたKarma Onlineです。このときはまだ7歳でした。
そのときからFPSをプレイし続けていて、サドンアタックやスペシャルフォース、スペシャルフォース2、そしてWolf TeamやTeam Fortress2なんかもプレイしていました。
PUBGが出た頃から、真剣にゲームをプレイするようになりました。フォートナイトなんかは、プロゲーマーになるために真剣にプレイしていたゲームですね。
Neal X選手・Raeyoepコーチのキャリア – RYU Gaming時代
――次に2人のプレイヤーとしての今までの経歴をお聞かせください。
Neal X:PUBGやOverwatchでは、少しアマチュアのチームに所属したこともありましたが、プレイヤーとしてしっかり活動していたわけではないです。
前回のVCT Stage3 Koreaに出場したRYU Gamingが、初めてオフライン大会でプレイしたチームになります。

Raeyoep:Fortniteが一番初めのキャリアですね。選手としてプレイする準備を進めていたのですが、手首の痛みがひどくなってしまい、コーチとして活動することになりました。
そこでは最高の選手が揃う、WBEというチームを率いていました。
その後、兵役を終えたあとに、すぐにValorantのチームに入りました。Expert GehennaやRYU Gamingといったチームでコーチを経験しました。RYU Gamingでは、VCT Korea Challengersのメインイベントに出場し、ベスト16という成績を収めました。
そのあと、チームが解散したので、Insomniaに加入した形となります。
――お二人ともRYU Gaming出身だと思いますが、RYU Gamingはどのようなチームでしたか?
Neal X:悪くはなかったですね。ただチームメンバーが皆若かったので、難しい部分もありました。
Raeyoep:RYU Gamingは私が今まで見た中で最も激しいチームでした。例えるなら野生の動物が暴れている感じです。
そんな野生あふれる選手たちを率いて、チームにするのはとても大変でしたね。
ただ良い結果が出たので、選手たちには感謝しています。
――なるほど。ちなみにお二人はその頃からのチームメンバーだと思います。Neal Xさんから見て、Raeyoepさんはどんなコーチですか?
Neal X:彼はよく選手たちをよく気遣ってくれてます。彼にはよく助けられていて、良いコーチですね。
――逆にRaeyoepさんからみてNeal Xさんはどんな選手ですか?
Raeyoep:Neal Xは、トッププレイヤーとしての活躍が最も期待できる選手だと思っています。彼はとてもアグレッシブなプレイスタイルで、卓越したキャリー能力を持っています。
VCT Japanで彼が成長した姿を見せてくれることを楽しみにしています。
Eco Round Super Save😆
— INS Neal X (@NealXVLRT) July 4, 2021
#VALORANTChallengers pic.twitter.com/ge653CnbXp
――Neal Xさんは、VCT Stage3 Koreaで個人スコア4位(平均バトルスコア)でした。INSOMNIAでもこの活躍を期待してもいいですか?
Neal X:もちろんです。もっと良いパフォーマンスをお見せしますよ。楽しみにしていてください。
新生INSOMNIAについて
――Insomniaは多国籍チームだと思いますが、試合中どのようにコミュニケーションをとっていますか?
Neal X:試合中は日本語と英語を使っています。まだまだ日本語は勉強中で、流暢ではありませんが。
そして、一緒に話し合った戦略やフィードバックを元にコミュニケーションを取っていますね。
Raeyoep:現状は日本語と英語ですが、ゲーム内での報告は日本語だけで行う環境を作ろうと思っています。これはINSOMNIAが日本のチームであり、日本人選手が多いからですね。
――Raeyoepさんはコーチとして、INSOMNIAをどのようなスタイルのチームにしたいですか?
Raeyoep:アグレッシブで、テンポを思い通りにコントロールできるチームですね。
――戦ってみたい日本のチームはいますか?
Neal X:強いチームなら全て戦ってみたいですね。
Raeyoep:どのチームとも対戦してみたいのですが、やはりNortheptionとZETA DIVISIONが特に対戦したいですね。最近の日本のチームを見ていると、Northeptionは選手1人1人のスキルが高いと思いますし、ZETA DIVISIONは戦略的に優れているチームだと感じているので、一度戦って学んでみたいです。
――今は日本で大きな大会がなく、オフシーズンだと思いますが、この期間でどのような点を強化したいですか?
Neal X:チームワーク・戦略・コミュニケーションなど、全てが完璧になるまで練習していきます。なので大会中は最高の状態を見せたいと思ってます。
Raeyoep:まず、外国人選手が日本のチームや日本人に慣れるように
指導し、環境を整えることに注力しています。そしてフィジカル面や戦略面で、多くのことに挑戦しています。
――最後にINSOMNIAの目標をお聞かせください。
Neal X:もちろん、日本で最高のチームになることです。
Raeyoep:もちろん、INSOMNIAを日本だけでなく、世界中でValorantのチームとして認められるようにすることです。この道のりはとても険しいと思いますが、達成できるようがんばります。
INSOMNIA公式Twitter:@insomnia_esp
INSOMNIA公式HP:https://www.insm.jp/
Neal X選手
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Twitch:neal_x